私が初めて株を買ったのは2013年のこと。
なので、すでに8年が経ちました。
しかし、8年前と比べ株のことにものすごく詳しくなったかといえば、そうではありません。
世界情勢を読み解いて、株の値動きに合わせて売買しているわけでもなく、勘とひらめきと優待品欲しさに株を買ったら、その後はほぼほったらかし。
それでも、こんな感じが自分には合っているなぁと思います。
そして、投資で失敗しないコツは、株主優待と時間を味方につけるのが一番だと思っています。
株を買ったきっかけ
長男が大学生になって、お金がジャンジャン飛んで行くようになってからようやく、私の節約魂に火がつきました。
もっとも、それまでも自分は浪費家ではないと思っていたので、これ以上一体何をどうやって節約すればいいの?と、いろいろ調べてた結果、たどりついたのがイオンの株主優待でした。
イオンの株を保有していると、イオンおよび系列店で買い物した分の3~7%分がキャッシュバックされます。
8年前の当時は、イオンの株は100株で11万円ほどでしたので、さっそくSBI証券に口座を開設してイオンの株を購入しました。
昔は株を買うとなると、証券会社に出向いて窓口で手続きをしなければならず、非常に敷居が高く感じられ、私には無縁な世界だと思っていましたが、今はネットで口座開設の手続きができるので、本当に便利な世の中になったものだと思いました。
イオンの株を購入してイオンの株主となってからは、食料品や日用品をイオンで集中買いするようになったので、これまでのキャッシュバック合計は、10万円を超えました。
11万円の初期投資で充分すぎるほど恩恵を受けました。
さらに、イオンの株はその後じわじわと値上がりを続け、現在は100株で30万円を超えるようになりました。
私が株を買ったきっかけは、イオンの株主優待であるキャッシュバック欲しさだったわけですが、株を買ったことで企業の成長ということにも関心を持つようになりました。
株主優待の選び方
さて、私のように株主優待が目的で株式投資を始める方もいると思いますが、優待品目当てであっても投資は投資です。
しかも、自分の生活に身近な優待品でなければ、宝の持ち腐れになってしまいます。
桐谷さんのように東京で暮らし、あらゆる株主優待品を使うために自転車をこいで駆け回るというのもアリですが(←本当にアリか?)、田舎に暮らす私にとって身近な企業というのは限られています。
だからこそ株を購入する時は、自分の生活圏で優待を使えるお店がある株。
自分が使う食料品や日用品がもらえる優待の株。
こんな基準で株を購入しています。
そして何度か株を売買するうちに、応援したい企業というのも出てきたりして、そんな株を買うようにもなりました。
子どもたちが家にいたころは、回転寿司店やハンバーガーショップの株を買って、優待券で外食をしていましたし、お菓子や飲料などの自社製品を優待品としている企業の株も買っていました。
今は、家で使える食料品や調味料などの優待品がある株を買っています。
そして時には株価が上がれば、思い切って売ることもしています。
株価が暴落してもあわてなくなった
また、株を買うようになって8年の間に、株価が暴落したという経験も(記憶に残るもので)2回ほどしました。
1回目は、3年前にトランプ大統領が貿易戦争を繰り広げた時。
2回目は、新型コロナウィルスが世界中に広がりを見せ始めた時。
これまで順調に上がってきていた株価や投資信託も暴落しましたが、もともと株主優待品が目当てでしたから、そんなに切迫した思いはありませんでした。
というより、素人な私にはどうこうできるものではなかったので、静観していたというほうが正しいです。
結果、なんだかよくわからないけれど、株価は戻ってきました。
特にイオンの株は現在爆上がりを続けていますが、これは新型コロナウィルスの影響により自粛生活が広まったため、スーパーでの売り上げが伸びているせいなのでしょう。
株は上がる時もあれば下がる時もあります。
株価が下がっても売らなければ損をしません。
そして景気の波は7~8年で繰り返すと言います。
とはいえ、1年以上前には新型コロナウィルスのことなど誰にも予測できないことでしたから、何があってもあわてないよう、投資に回せるお金は余裕資金でやるというのが大前提です。
株式投資の味方となるもの
最近すかいらーくHDの株を買いました。
コロナ禍により、株価が下がってきたタイミングで購入しました。
すかいらーくHDの株主優待は、お店で使えるお食事券2,000円分です。
実はこのお食事券で、から好しのから揚げを買って晩ごはんにしようという目論みがあります。
夫婦2人では、家でから揚げ作るのもめんどうだけど、たまにはから揚げも食べたい時があります。
たとえ株価が下がっても、こんな目的があれば株価の上下にビクビクしなくても、ドーンと構えていられます。
それに何度も言いますが、株価は上がる時もあれば下がる時もある。
つまり株式投資で失敗しないためには、時間を味方につけるのが一番なのです。
銀行に100万円を預けていても1年では利息10円にもならないという超低金利時代の今だからこそ、株は時には大きな利益を生み、定期的に優待品を届けてくれるのですから、株式投資はやめられないです。
*この記事は2018年5月にアップしたものを加筆修正しました。
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