法事のため、夫の実家へ行ってきたのですが、お土産としてホヤをいただいてきました。
新鮮な三陸の殻付きホヤです。
三陸のホヤは苦みが少なく、プリプリの肉厚で本当においしい。
家に帰ってきてすぐにホヤをさばいたのですが、今まで私のやり方より、もっとおいしくいただけるやり方があることが判明しました。
殻付きホヤをおいしく裁く方法
私の実家では、ホヤはむき身で売られているものを買っていました。
独特のほろ苦さがあって、そんなに好んで食べることはなかったのですが、夫の実家でホヤをいただいてからは、ホヤが大好きになりました。
新鮮なホヤは、苦みがなく貝のようです。
ホヤって甘くておいしいものだと初めて知りました。
そんな新鮮なホヤをお土産にいただいてきました。
若かりし頃の私ならば、殻付きホヤを見て泣いたよね。
だってどうやって処理してよいかわからず途方に暮れたから。
でも、お義母さんからホヤのさばき方を教えてもらったので、私、ホヤさばけるんです!←鼻息荒い
ホヤには2か所、突起がありますが、真上から見ると「+」と「-」の口がついています。
「+」は口で、「-」はお尻側。
だから最初に「+」の口のほうを切ります。
すると、ドバドバとホヤ水が出てきます。
ホヤ水を出すことによって、ホヤの殻を切り開いた時にピューっとホヤ水が飛び出して大惨事になることを防ぐことができるんです。
そのあとで、今度はお尻側の「-」のほうを切ります。
ウニュウニュと黒っぽいものが出てきますが、お義母さんはこれを「ホヤのウ〇チ」と呼んでいました。
ホヤから出すものを全部出したら、殻を半分に切り開いてホヤの身を出します。
黒っぽいところは内臓なので、これらを全部そぎ落としてきれいに水洗いします。
・・・と、いうやり方をお義母さんに教わりました。
で!
今回、久しぶりにホヤをさばくので、確認のためネットでググってみたんです。
すると、ホヤは水洗いするよりも、もっとおいしくいただける方法があったということを知りました。
水で洗ったホヤは、どうしても水っぽくなります。
せっかくの新鮮なホヤを味わうためには、水ではなくホヤ水で洗うというのです。
そうです!
最初に「+」の口を切った時にドバドバ出てきたホヤ水です。
それをボウルにとっておいて、むいたホヤの身をホヤ水で洗うのです。
もちろんホヤ水で洗うのは、新鮮だからできること。
これぞ究極の贅沢ですよね。
殻付きホヤは全部で10個ほどあり、夫婦2人では食べきれませんでしたので、半分は冷凍保存しました。
10数年前にお義母さんから教えてもらったホヤのさばきかたは、すっかり身についたけれど、そのお義母さんも今では認知症で施設に入っています。
遊びにいくと両手を上げて喜んでくれたお義母さんも、今では家族のだれのこともわからなくなってしまいました。
ホヤをさばきながら、ちょっとだけお義母さんとの思い出を振り返っていました。
コメント
細かくてすいません。サカナやトリを捌く、のはこちらの漢字です。
やまこさんへ♪
ご指摘ありがとうございます(*^▽^*)
ホヤを裁いて、お前は海の王トリトンかっ!って話ですよね(^-^;
修正いたしました。
こんばんは。
私もホヤ大好きです。自分でさばけるのですが自己流なので
もしかするとゴシゴシしすぎて捨てなくていいとこも流してるかもしれません。
ホヤ水のこと初めて知りました。今度新鮮なホヤが手に入ったら試してみます。
夫は食べないので私だけのものうはは。
雪あられさんへ♪
ホヤって好き嫌いが分かれますよね。
うちの子どもたちは、次男だけが大好きで、長男と娘はまぁまぁ・・・ってな感じでした。
ホヤ水、新鮮なものは透明ですが、日にちが経つと濁ってきますので、新鮮なうちにぜひ!
うちは夫が好きで、さばくのも夫専門。ホヤをさばいた時に出る水で洗うのは知ってました。あれはホヤ水って言うんですね。
ホヤで一番美味しいと思ったのは、なんと自分で釣ったやつ。
昔子供と釣りをして、お、かかったと思ったら、ホヤでした(笑)
小ぶりだったんだけど、全然臭みも渋味もなくておいしかったんですよ!
釣りはほとんどしません。その時だけ。いい思い出です(笑)
しっぽさんへ♪
いいですねー。しっぽさんちは板前さんがいるんですね!(^^)!
そして、ホヤって釣ることができるんですね。びっくりです。
釣ったばかりのホヤはさぞかしおいしかったでしょうね。