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庭で採ったふきのとうはアク抜き不要の天ぷらでいただく

庭の片隅でふきのとうが顔を出しているのを見つけました。
「食べたい」
そんな衝動に駆られたのは、野菜や山菜が本当においしいと感じられるようになった年齢だからでしょうか。
今までは放置していたふきのとうを、今年は採って食べてみることにしました。

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ふきのとうの食べごろ

ふきのとうはアクが強いのですが、つぼみがまだ固く閉じているものは苦みも少なくおいしく食べられます。

この程度の小ぶりなものがいいのですが、ふきのとうってとても成長が早いのです。
気が付けば、あっという間に大きくなり、つぼみが見えるようになります。

 

そもそもふきのとうは、つぼみの部分が苦いので、つぼみが大きくなりすぎると苦みとアクが増してしまいます。
その苦みがまたおいしく、春の香りだと言う方もいますけどね。

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ふきのとう下処理

庭に芽を出したふきのとうも、気が付けばいくつかはつぼみが大きくなっていましたが、どうしても食べたかったので、採ってきました。

ふきのとうと言えば、やっぱり天ぷらでしょ。
素材そのものの味を丸ごと楽しめるんだもの。

おひたしや和え物にする場合は、下茹でしてアクと苦みを抜かなければなりませんが、天ぷらの場合はめんどうな下処理不要。
つぼみを囲む葉っぱをきれいに開き、土や汚れを流水で取り除きます。
茶色くなった葉っぱの部分はカットします。
あとはキッチンペーパーで水分をしっかり取り除いて、完了。

つぼみの部分は苦みがありますが、この苦みも丸ごといただいちゃいます。

ふきのとうの天ぷら

開いた葉の部分に薄力粉をまぶしてから、衣をつけます。
天ぷらの衣に卵は使いません。

■薄力粉 1/2カップ
■片栗粉 大さじ1杯
■水 75ml
■お酢 大さじ1杯
■塩 ひとつまみ

この分量で作ると、天ぷらはサクサクに仕上がるのでお気に入り。
衣はつぼみにはつけずに葉っぱの部分だけくぐらせます。

 

つぼみがコロンと丸いので、揚がるまでの火加減がちょっと難しい。
でも、この形がかわいくてお気に入りです。

葉っぱはサクサク、つぼみがふんわり。
二つの食感が楽しめます。
そして、つぼみの部分はほんのり苦み。

油で揚げることにより、苦みとアクはマイルドになるそうですが、やっぱりちょっと苦かった。
だけど、食べているうちにクセになるほろ苦さ。

ふきのとうの効果

ふきのとうは、カリウムを多く含むので、食べるとナトリウム(塩分)を排泄する働きがあります。
よって、高血圧に効くとされています。足のむくみもとってくれます。

もっとも、1年中食べられるわけではないので、持続的に血圧を下げる効果はないと思われますが、それでもひとつひとつの食材について効果や効能を考えながら食べると、ものすごく身体に効いてくるような気がするのは、気のせいでしょうかね。

雪解けの早春のわずかな期間にだけ味わえるふきのとう。
それを思っただけでも、貴重で春を感じることができるのですから、こんな高級食材ってないと思います。

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歳を重ねるって、素敵!

 

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