老後の不安はなんですか?と聞かれて、多くの方が自分の身体の健康だと答えるそうです。
たしかに50歳を過ぎると、文字は見えにくくなるし、腰は痛い(←私)。
老いが確実に自分の身にも迫ってきているのだということを実感します。
しかし、老化という不安の正体がわかっているのなら、それに対して自分でできる策を講じればいいのです。
検診を受けたり、自分で健康状態をチェックしたり。
というわけで、4年ぶりに子宮がん検診を受けてきました。
毎年受けてるんじゃないんかい!と、ツッコんでくださって結構です。
なんとなく逃げていただけですから・・・。
4年ぶりに子宮がん検診を受けようと思ったわけ
年に1度は受けていた子宮がん検診も、4年前を最後に遠のいていました。
理由は・・・、生理も不規則になってきていたし、なんとなくもういっか・・・という、自分勝手な解釈だったのですが。
先日、数年ぶりに会った友人は、子宮がんのため子宮と卵巣全摘術を受けました。
本人いわく
「自分は数年間不妊治療を行った。もともと機能していなかった子宮と卵巣に(ホルモン剤の投与など)相当の負担をかけて過剰に働かせたのだから、癌にもなるわよね!あはははは!」
と笑い飛ばしていましたが、今はいたって元気なのですから安心しました。
「閉経してホルモンの量も少なくなったら、子宮がん検診も受けなくていいかなぁ」と、私がつぶやいたところ
「アータっ!何言ってんの!!子宮頸がんも体癌も40歳になっても50歳になってもかかるんだから、検診は絶対受けないとダメだよ!」と力説されました。
実際に手術を受けた彼女の言葉はとても説得力がありました。
自分ひとりの身だったら、私は好きなように生きて、好きなように暮らすでしょう。
でも私には、まだまだ守らなければならない家族がいるのです。
というわけで、妙に鼻息荒く婦人科受診をしました。
子宮頸がん検診の流れ
診察台に上がると、カーテンレールの横に4年前と同じこけしのクリップが見えました。
そうだ、4年前もあのこけしのクリップをみながら検診してたなぁ・・・なんてなつかしさがこみあげてきたり。
そんな中での子宮頸がん検診は、数秒で終了。
子宮頚部の細胞を数か所採取するのですが、痛みはほとんどありません。
その後、エコーで子宮内膜の様子をみていただき、これも1~2分で終了です。
今回は、子宮頸がん検診のみで、体癌検診はしませんでした。
エコーで子宮内膜の異常(肥厚・増殖など)が認められたり、不正出血などの症状があれば体癌検診もしましょうと医師より言われていましたが、特に問題なかったので、頸がん検診のみで終了しました。
医師からは、
子宮内膜は薄くなっているので、閉経したとみてよいでしょうね。
その割には、卵巣がまだ萎縮していなくてはっきりみえます。
なーんて説明を受けました。
そうか。
私が更年期症状が特になく、特に体の不調も感じないのは、卵巣がまだがんばってホルモンを出してくれているからなんだろうなぁ。
更年期症状は急激なホルモン低下により、体のバランスが崩れるためだと言われているけれど、閉経しても卵巣ががんばってくれるというパターンの人は、更年期症状に悩まされないで済むのかもなぁ。
という自己分析で納得しました。
骨密度測定
とはいえ、女性ホルモンが減っていることには変わりないので、骨密度検査もしていただきました。
十数年以上前に骨密度検査をしたとき、同年齢の人と比較して、骨密度は少ないという判定を受け、あわててカルシウム剤やらマグネシウム剤やらのサプリを飲んでいた時期があります。
その後、整形外科の医師に
「昔とちがって食料事情が豊かな現代では、バランスのよい食事を心がけるだけで、カルシウムが不足するということはないから、サプリなんて飲んでもあまり効果はないよ」
と言われ、サプリを飲むこともやめてしまいました。
あれから十数年。
特にサプリや薬に頼ることもなく、牛乳や小魚などのカルシウムも意識して必死に摂っていたわけでもないのですが、私の骨密度はとてもよかったんですよ。
同年齢の平均骨密度と比較して116%相当。
若年成人の平均骨密度と比較しても109%相当!
やだ!私!
若い人よりも骨、丈夫じゃん!!
うほほほほ~。
なんだかうれしい。
だって足腰丈夫じゃなければ、劇団四季も観にいけないしね!←極めて重要事項
ま、検査データなんてあくまでも目安にすぎないのですが、こうやって検診を受けることで、今までの自分の生活習慣や食習慣を見直すきっかけにはなりました。
老後の不安の実態を見極める
老後の不安が無いなんて人はいないと思います。
先の未来のことは誰にもわからないから、未知のものに対する不安は必ずつきまとうのですよね。
でも、「不安だ」と言っているだけで、何も行動に移さないことは、もっと不安になります。
50代は、体の変化に伴い、老いというものを意識し始めるとき。
今までとは考え方も生活習慣も変えていかなければならない、シフトチェンジする時期なんだと思います。
検診を受けたからといっても、必ずしも健康が保証されるものではありませんが、健康な体はなににも代えがたい自分の財産となります。
それでも病気になってしまったら、その時はそのときできる最善の策を講じればよい。
ただそれだけなんです。
今できるだけのことはやっているという思いがあれば、老後の不安のひとつくらいは、抑えられるのかなぁ・・・。
そう思って、これからの時間も有意義に生きていこう。
コメント
そらはなさん、こんにちは!
私も今年は受けていなかったので、さっそく受けて来ようと思いました。
有難うございます。 私の母は子宮癌で亡くなっています。私はその娘ですからね。注意するのは当たり前の事ですね。
当時は今と治療方法が違っていますから、今なら助かっていたかもしれませんね。
でも、毎年母も健診を受けていれば、と思います。
そらはなさんは骨密度も良いし、卵巣が頑張って働いておられるのですね!
素晴らしいと思います。これからもどうぞお元気で劇団四季を見に行って下さいね!
応援しています!
うぐいすさんへ♪
お母さま、子宮がんで亡くなられたのですね。
子宮がんは、初期であれば完治可能ですから、やっぱり検診をするに越したことはないのかなぁ・・・と思っていますが、これもいったい何歳までやっていけばいいのだ?なんてふと思います。
ふふふっ(#^^#)私の卵巣はまだ機能しているようでした。
ふだん車での移動がほとんどの田舎ですので、東京に行くと本当に足腰が丈夫じゃないとダメだなーと実感します。
劇団四季のためにもがんばります(#^^#)
そらはなさん、こんにちは。シナモンです。先月下旬に年に1回の健康診断を受けて、一昨日、結果が届きました。再検査はなかったので、一安心しましたが、血圧や中性脂肪、コレステロール値など、正常値ですが、年々、数値が上がり気味です。体重、体脂肪も。。。
やっぱり、まずは体重を落とそうと思いました。あと、以前、毎日一万歩を目安に歩いてた時は、体重が落とせたので、また、始めようかと思ってます。
私も、家族のためにも健康で過ごしたいです。お金も大事だけど、健康でいることが一番で、それがお金の節約のような気がします。
女性の更年期の症状は人それぞれなので、私はどういう状態になるのか、ドキドキです。
シナモンさんへ♪
ああ、わかる、わかる~!
私も、コレステロール値などじわじわと上がってきています。
同じように生活していても、女性ホルモンの低下でどうしても数値は上がってしまうのですよね。
なので、これからは同じような食生活や生活習慣ではいけないのだなぁ・・・と思います。
とは言いながら、何もやっていないのですが、自然と1回に食べられる量はずいぶん減りましたね。
更年期は、誰もが通る道なんでしょうけど、少しでも快適に過ごしたいですよね。
素晴らしいですね!
私は20年間、検診というものをまったく受けていません。
『今日癌じゃなくても、明日癌になるかもしれないから』
医療関係者がよく使う理由です(^_^;)
50歳をすぎても、毎月しっかりあり、更年期障害もないようです。
(正確には乱れかけて戻りました)
ただ、これがあと数年続くと、女性ホルモン過多性乳癌になりやすくなるので、そろそろ終わりに向かってほしいところです。
先日、職場の社長夫人が急逝され、昨夜お通夜に行ってきました。
朝、家族の誰よりも早く起きているのに、不思議に思って寝室に行ったところ…。
40代半ばでした。
楽しんで生きよう、心に誓ったところです。
あと、真っ当に生きようとも。
(お通夜でいろいろ垣間見えてしまった)
アラフィフ主婦さんへ♪
たぶん・・・思うのですが、検診を受けていても受けていなくても、病気になるときはなる・・・んだと思います(^-^;
こんなこと言ったら身も蓋もないですが・・・。
だけど、後で振り返ったときに後悔はしたくないので、やっぱり私は検診は受けていくんだろうなぁ・・・。
アラフィフ主婦さんのように、検診は一度も受けていません!というくらいの思い切りのよさに、憧れたりもします(#^^#)
社長夫人・・・40代の若さで亡くなるなんて、思い残すことがたくさんあったでしょうね。
自分もいつどうなるかわかりませんから、本当に楽しんで時間を有効活用したいものです。
今年の春のこと。
毎年きちんと検診を受けている友人が、体調に異変を感じ、
様子を見ているうちに、どうにも我慢できない状況になったそうです。
1ヶ月前に検診を済ませていましたが、癌かもしれないと受診したところ、
初期の初期で、即入院、内視鏡での切除となりました。
私はビビリなだけで、ちっとも潔くありませんが、
(私の両親も同じくビビリで、80歳まで一度も癌検診は受けていません…)
友人いわく
『検診で見つかればラッキー。
でも、見つかったらその日から、なんともないのに病人となって
絶望感いっぱいで生きることになってしまう。
要は、これはただ事ではないと思う時は自分でわかるので
その時は躊躇なく、即刻病院へ行くこと。
そこで、病人という印を押されても間に合うと思う』
と言っていました。
間に合うかどうかはわかりませんが、その行動力は大切ですね。
先月、親戚の40代半ばの女性がステージⅣの乳癌で亡くなりました。
元気で仕事もバリバリこなしていたのに、会社の健診で要検査となり、精検で癌発覚。
抗癌剤の投与であっという間に体力を奪われ、そのまま…。
『ある日突然、癌患者になっちゃった』と、最後まで言っていたそうです。
私のビビリの根源は、まさにそこです…。
子育てが一応終了したので、今そうなったら、
治療をせずに、会いたい人に会いに行く旅をしたいです。
アラフィフ主婦さんへ♪
たしかに、なんとなく体調がすぐれなくても、病院へ行くのがおっくうでためらわれたりしますよね。
躊躇なく受診できるかどうかで、分かれ道となるのかもしれませんねー。
40歳を過ぎたころから、友人が病気で亡くなるのを経験するようになり、自分も確実に年をとっているんだと自覚しました。
会いたい人に会うというのも、この歳になってつくづくそう思いますね。
やりたいことはどんどんやらなくては・・・。今、本当にそう思っています。
更年期真っ最中のともです。
私の母は、健診が趣味!というぐらい、きちんと受けてました。が、唯一受けてなかったのが乳ガン健診でした。
案の定、変なシコリを自分で見つけて、受診したところ初期の乳ガンでした。幸い初期だったので、患部だけでリンパ節の切除はせずにすみました。
ちょうど同じ頃、母の妹も乳ガンになりました。伯母は、リンパ節も切除し、抗がん剤治療になりました。母は放射線だけだったのに。
私も遺伝的に乳ガンのリスクは高いので、健診は受けてます。
結果が来るまでドキドキですが、異常が無ければ、1年気楽に過ごせるので、車検や免許更新の感覚で受けてます。今までは、無料の健診を2年に一回でしたが、自費健診も含めて、1年おきにしようと思います。
ともさんへ♪
私も、乳腺に腫瘍があり、長い間定期的に検査をしていましたが、ようやく昨年からもう大丈夫と言われました。
それでも、今後も年に1度は検診を受けなければならないのでしょうけど。
マンモが痛くてね~・・・。もっと別の方法があればいいのにな・・・といつも思います。
たしかに、検診で異常がなければ1年間は安心して過ごせますもんね。
これも自己投資になるんだろうなぁ・・・・。
マンモは挟まれるたびに、そこまでするー!と毎回思います。
ともさんへ♪
同感!同感!
数秒間ですが、「くぅぅぅぅ~」と悶絶します(^-^;