とうもろこしは鮮度が命です。
収穫してすぐに食べるとうもろこしは、驚くほど甘くおいしい。
だから、今年はとうもろこしを育てることにしました。
しかも種を畑に直蒔きです。
そして、種まきから5日目、とうもろこしがいともあっさり発芽しました。
とうもろこしの種は赤い
買ってきたとうもろこしの種は、ハニーバンタム。(アタリヤ農園)
甘味抜群のスイートコーンの代表種だそうで、一袋200円也。
強健でつくりやすく、さやは大型で400g以上にもなります。
と、袋にはさらっと書かれているけれど、とうもろこし栽培初心者の私にとっては、果たしてどうなんだろう。
袋の中から出てきたとうもろこしの種は、しわしわのカピカピで、しかも赤かった。
赤い色は、消毒した証拠。
生産地はアメリカで「チウラム剤処理済1回」と書かれていました。
とうもろこしの種は雑菌にとても弱く、手が触れただけでも発芽率が悪くなるんだそう。
だから表面を消毒薬でコーティングしているんですね。
とうもろこしの種を畑に直播き
ズッキーニの種をプランターで育苗して、ヒョロヒョロに徒長させてしまった経験があるので、とうもろこしは最初から畑に直播きすることにしました。
1か所に3粒、1cmほどのくぼみをつくって、そこにとうもろこしの種を蒔きました。
土は表面にサラッとかぶせる程度。
とうもろこしの発芽温度は、25℃~30℃。
5月上旬の秋田の最高気温は20℃くらい。
しかし、畑には以前から黒マルチを張って、地温を上げています。
だからきっと大丈夫だと思いました。
とうもろこしの発芽に絶対必要なもの
とうもろこしの種を蒔いたら、その上に不織布(ふしょくふ)をかぶせます。
日光透過率85%の不織布は、保温、保湿にもなるので、発芽しやすい環境を作ってくれます。
しかし、不織布で覆う最大の理由は、鳥に種を食べられないようにするため。
鳥はとうもろこしの種が大好物なんですよね。
雨や風で、ちょっとでもとうもろこしの種の一部が露出すると、すぐに鳥に食べられちゃうので、不織布で覆っておきます。
そうです。
とうもろこしの発芽に絶対必要なものは、不織布なのです。
不織布をかぶせたら、水を撒いて終了です。
とうもろこしの発芽
とうもろこしの種を蒔いてから5日め。
不織布をめくってみると、なんと発芽していた!
秋田の気候からして、発芽までは10日以上はかかると思っていたのですが、予想よりもはるかに早く発芽したのにびっくりです。
黒マルチと不織布のおかげですかねぇ。
発芽が全部そろったところで、不織布を外しました。
種蒔きから11日め。最高気温20℃。
順調な生育ぶりです。
3粒ずつ7か所に蒔いたとうもろこしの種21粒のうち、発芽したのは20粒。
すこぶる成績のよい発芽率です。
種を蒔いてからわかったのですが、とうもろこしは1本に雄穂と雌穂ができるため、受粉しやすいように2列に、しかも割と密集するように植えたほうが良いそうです。
私は1列に種を蒔いちゃったので、中間地点にもう一度種を蒔こうかと思っています。
とにかく、失敗しようと成功しようと、育てる過程が楽しくて、毎日わくわくします。
もちろん成功して、夏には甘くておいしいとうもろこしが食べられるのが、一番の願いなんですけどねぇ。
続く。
コメント
トウモロコシ、私も2年やったことがあります!
1年目、あまり実がつかず。。。
2年目、1年目よりは実はついたけど。。。
虫にも食べられるし、買ってくるような立派なトウモロコシには、あと2~3年は失敗するだろうと思いました。風にも倒れるし、農家さんの大変さを実感しました。
当たり前のように食べているものが、苦労して作られていることをあらためて考えるきっかけにもなりました。
昨年は、「ゴマ」にも挑戦したのですが、台風で倒れました、このあたりは風速50m。。。
細長くなるものは、密植して植えた方がお互いに支えあってよいと、主人が職場から持って帰ってくる農業新聞に書いてあり、それは私も思いました。
トウモロコシも2列がよいと思います!
頑張って下さいね^^
今年は菜園ができないので、ブログを拝見するのを楽しみにしています!
でぶねこさんへ♪
私が子どものころ、父がとうもろこしを作っていました。
採れたてのとうもろこしはとっても甘くておいしかった記憶が今でも残っています。
あの頃は当たり前のように食べていましたが、野菜を育てるって知識と経験と情熱がなければできないことなんだと、今になってよーくわかりました。
とうもろこしは、やっぱり密集したほうがいいですよね。なんとかやってみます。
ところで、ゴマって育てられるんですね!
というか、ゴマって何からできているのか、考えたこともありませんでした。
まだまだ知らないことがいっぱいだぁ!