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ヨシタケシンスケ展に行ったら感動したかもしれない

新潟の朱鷺メッセ「万代島美術館」で開催されている「ヨシタケシンスケ展」へ行ってきました。

ここへ行くまで、私の中では「素朴な絵を描く絵本作家さん」という認識しかなかったのですが、なんと、なんと!想像を遥かに超えたすばらしい展示会でした。

自分の未来は考え方しだいでどんなふうにでも彩れるということを、再認識しました。

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ヨシタケシンスケ展へ行く

友人Y子は、ヨシタケシンスケさんの大ファン。
偶然、新潟でヨシタケシンスケ展が開催されていることを知り、行くことになりました。

とはいうものの、ヨシタケシンスケという名前すら知らなかった私。
ところが彼の絵を見て「あれ?」と思いましたよ。

だって、見たことあるんですもの。
それもそのはず。
娘が高校生の頃、友だちから誕生日プレゼントにいただいた絵本がヨシタケシンスケさんのものだったのです。

もうこれは、偶然と言う名の必然なのでしょう。
新潟旅行へ行く日に、ヨシタケシンスケ展が開催されていて、友人は大ファンであり、私は家に彼の絵本がある。

ぜひとも行かねばなるまい!という気持ちになりました。

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ヨシタケシンスケワールド

新潟のヨシタケシンスケ展は、朱鷺メッセ隣の万代島美術館で開催されています。

絵本作家さんの展示会なのだから、絵本の原画が展示されているのだと思っていましたが、そうではありませんでした。

 

壁一面に、ヨシタケシンスケさんのアタマの中の思考が、ずらーっと貼られているんです。

 

最初は、へー、すごいなぁ…程度で眺めていたのですが、次第に1枚1枚のさりげない絵と言葉が、心に刺さってきました。

 

「女の人は小びんをたくさん持っている」
「4,200円がムダになる夢」

あ~・・・わかる・・・。

 

「何も手元になくても自分が何を好きかを知っていれば世界は楽しい」

うん、うん。
そのとおり。

 

「見返りがほしかったら植物を育てればいい」

そうなのよ、そうなのよ。
植物は裏切らないのよ。

 

「たたかうことを求められたら まだじゅんびができていないと言えばいい」

相手を傷つけないためのかわしかたですよねー。

 

「話し相手が欲しかったら みかんに顔を書けばいい」
「自分のいばしょがなかったら のはらにしきものをしけばいい」

自分一人で楽しめることはたくさんありますもんね。

 

「大雪がふってみんなが大混乱している時に 一人で雪ダルマを作る。
そんなライフスタイル」

最高!(・∀・)

展示会の導入部分のメモで、思いっきりヨシタケシンスケワールドにドはまりしてしまいました。

ヨシタケシンスケの絵本は哲学だった

ヨシタケシンスケさんが絵本作家としてデビューしたのは「りんごかもしれない」(2013年)。

MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞を受賞されています。

 

ヨシタケシンスケ展では、彼が絵本を作り上げていく上での、頭の中に広がるアイディアや途方もなく繰り広げられる空想が、事細かに紹介されています。

 

日常生活の中にあるささいな不満や悩みを、どうしたら解決できるかあらゆる方向から考えており、答えはひとつではないのだということに気づかされます。

 

子どもに向けた絵本でも、すべてが哲学になっているんですよ。
「本質」を洞察することで、その問題を解き明かすための「考え方」を見出すのが哲学ですが、ヨシタケシンスケさんの答えは、決してひとつではないということ。

 

未来は、「こうかもしれない」けれど「そうではないかもしれない」という、常に柔軟性を持たせた展開なのです。
だから、彼の絵本を読むと、未来はまだまだ楽しいことが待っている・・・そんなワクワク感でいっぱいになるんです。

ヨシタケシンスケ展、行って本当によかったです。

おすすめ!ヨシタケシンスケ絵本

ヨシタケシンスケさんの絵本が読みたくなりました。

展示会を出ると、お約束販売コーナーがあるのですが、そこでパラパラと絵本をめくってみて、旅の荷物になるからとあきらめたものの、家に帰ったらやっぱりどうしても欲しくてネットで注文した絵本があります。

「あんなに あんなに」です。

我が家の長男30歳、次男27歳、長女24歳。
子どもたちが小さかった頃のことを思い出し、鼻の奥がツンとくるような切ない気持ち。

「あんなに」小さかったのに、「もうこんな」。
我が子のことか?と思わずにいられない、クスっと笑える絵本でもあります。

子育て真っ最中の方にも、子育てを終えた方にも、おすすめできる名作絵本です~!

ヨシタケシンスケ展in新潟会場は、まもなく終わってしまいますが(9月24日まで)、お近くで開催されたらぜひとも足を運んでみてください。

 


▲朱鷺メッセ 展望室からの眺め

ヨシタケシンスケ展、感動したかもしれない。
いいえ、感動しました!

 

このあと海鮮居酒屋へ↓

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コメント

  1. さくらゆ より:

    広島でのヨシタケシンスケ展に行きました!楽しすぎて「元カレがいるかもしれない」の前でピースサインしてる写真が残ってます(^^)言葉一つ一つが温かくて、とっても素敵な展示会ですね。昨夏、東京でかこさとし展に1人で行って以来(息子は泊めてはくれるが、ついては来ない)、美術館や名建築系でのソロ活にはまっています。

    • そらはな より:

      さくらゆさんへ
      あはははは。
      そうそう、会場のあちこちにいろんな言葉のフレーズがあって、楽しかったですよねー。
      最後の占い、やりましたか?
      ワタシ「冒険家」ですってー!
      悪くないなと思いました(・∀・)