昨年に引き続き、今年もオクラの種を蒔きました。
保温キャップで大事に育苗し、過保護のオクラちゃん状態で育てました。
そのオクラが病気になりました。
オクラの成長記録
昨年、初めて種から育てたオクラも、細々と消え入りそうな状態ながらも、ぽつりぽつりと収穫できていたんです。
だから今年は、しっかり大事に育てよう!と思い、種を蒔いてから温かい環境で守ってきました。
蒔いた種は濃緑オクラ。
その名も「ジョニー」!かっこいい!
ジョニーは、温かなドームの中でスクスクと育ちました。
居心地のよいドームの中で、ジョニー4日めで発芽!
2週間めには、濃い緑色の肉厚な葉っぱを身にまとい、イケメンに成長。
もうすぐ1カ月となろうとしたとき、ジョニーは苗ドームを出ることにしました。
もう体が大きくなって、窮屈になったからです。
そんなジョニーに異変が現れたのは、外界デビューしてから3日めのこと。
葉っぱがまだら模様になりました。
さらに1週間後、ジョニーがっ!ジョニーがぁぁぁっ!
葉っぱの辺縁から枯れ始めました。
ジョニーは下葉から徐々に枯れ始め、次第に上の葉っぱも枯れていくといった状態。
ハマキムシでもいるのか!と思うような巻き巻きの葉っぱになったのもあります。(ハマキムシはいませんでした)
見守っていても、事態は深刻になる一方です。
そうして私は、ようやくジョニーが病気だということに気が付きました。
おそらくジョニーは萎凋病でしょう。
土壌細菌によるもので、下葉から枯れあがるという病気です。
こうなると同じ畝のジョニーたちも、感染するのは時間の問題です。
一番ダメージの大きかったジョニーを引っこ抜いて、茎を切断してみると、茶色に変色していました。
主根内部の維管束が褐変しているのも萎凋病の特徴です。
こうして私は、種から育てるという難しさを思い知ったのです。
もうダメだ。
土の中に細菌がいるのは当たり前じゃん。
今更、土壌消毒なんてできないし、きっと今年の家庭菜園は次々に病気が蔓延していくんだわ。
どんなにソーシャルディスタンスを保っても、土を介して伝染していくならもう絶望的です。
殺菌剤という救世主
そんな絶望の真っただ中にいた私を・・・いやいや、ジョニーになんと救世主が現れました。
その名もダコニール。
総合殺菌剤なのですが、糸状菌によっておこる様々な病気に効果があるとされています。
被害のひどかったオクラは3本抜き、残ったオクラは枯れた葉っぱを切除して、それからダコニールを散布しました。
すると翌日。
あれ?
なんだかオクラが生き生きしているように見えるのは気のせいですか?
オクラの花のつぼみもケナゲに出てきているし。
脇芽も出てきているし。
たった1日でダコニールの効果が出たとは思えないけれど、それでも何もしないよりはマシってことでしょうか。
ちなみにダコニールの説明書には、オクラの「葉すす病」に効果があると書かれていました。
また、萎凋病は発生してからの薬剤防除は難しいらしい・・・。
でも私は、ジョニーの生命力と化学の力を信じてみるよっ!
とか言いつつ、保険としてオクラの種まきをした私を許してください。
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