夏が過ぎたので、自宅で簡単にできる味噌作りを再開しました。
面倒な大豆をコトコトふっくら煮込む作業も必要なし。
密閉容器に重しをする必要なし。
材料3つを保存袋で混ぜるだけ。
1カ月後には甘めのおいしい味噌が食べられます。
味噌を作る前に大豆で挫折する
味噌の材料は、大豆と麹と塩の3つのみ。
だけど、大豆をふっくら炊き上げるには時間もかかるし、コツも要ります。
▪お米を研ぐような要領で、大豆を何度もこすり合わせるように洗う
▪大豆の量の3倍の水に18時間ほどつける
▪大豆の芯まで十分に吸水させたら、大豆をふっくら煮上げる
▪普通の鍋なら3時間はコトコトと火を通す
こんな面倒な下準備をしなければならないなら、作る前にすでに挫折してしまいます。
しかも、味噌が熟成して食べられるまで半年から1年はかかります。
マメな方ならそんな労力もへっちゃらでしょうけど、私はそこまでして自家製味噌を作ろうとは思っていませんでした。
しかし、今年の春から私でも簡単にできる味噌を作っています。
簡単自家製味噌の作り方
簡単、時短味噌は
- 大豆の水煮を使う
- 仕込みも熟成もジップロックなどの保存袋でOK
- 1カ月で食べられる
というものです。
簡単時短味噌の材料
大豆の水煮 | 300g |
乾燥米麹 | 200g |
粗塩 | 60g |
簡単時短味噌のつくりかた
1.米麹をぬるま湯でもどす
乾燥米麹200gにぬるま湯100mlを回し入れ、全体になじむまでかき混ぜる。
ぬるま湯は人肌程度。60℃以上だと麹菌が死んでしまうので要注意です。
ラップをぴたりとかけて室温に1時間置く。
2.大豆の水煮を5分茹でる
大豆の水煮の汁気をきって鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて中火にかける。
沸騰したら弱火にして5分茹でる。
大豆のゆで汁大匙2杯分は、取り分けておく。
↑うっかりゆで汁を捨ててしまいがちなので、要注意。
茹でた大豆はザルに上げて水気を切る。
3.保存袋に大豆を入れてつぶす
大豆の粗熱をとってから、温かいうちにジップロックなどの保存袋に入れて、手で豆の粒が完全になくなるまで押しつぶす。
・・・なのですが。
今回は麺棒を使って一気にローラー作戦で大豆をつぶしました。
このほうが、手でつぶすよりも簡単に大豆をつぶすことができます。
また、大豆が多少熱くても大丈夫です。
4.米麹に塩を加えてよく混ぜる
1時間ほどぬるま湯でもどした米麹に、粗塩を入れてよく混ぜる。
つぶした大豆に直接米麹と塩を入れると、均一に混ざらないので、まずは米麹と塩をよく混ぜることが大切です。
5.混ざった米麹と塩を大豆の袋に入れてよく混ぜる
保存袋の潰した大豆に米麹と塩を入れて、袋の上からよくもんで均一に混ざるようにする。
さらに、取り置いていた大豆のゆで汁を加え、全体になじむまでよく混ぜる。
袋の口を持ち、作業台に軽く3~4回落として空気を抜く。
6.空気を抜いて口を閉じる
手で袋いっぱいに薄く押し広げ、空気をしっかり抜いて保存袋の口を閉じる。
室温(22℃~25℃)で1カ月ほど置いて熟成させる。
淡いきつね色になり、味噌の香りがしたら食べごろです。
大豆の水煮と乾燥米麹
大豆の水煮は、スーパーなどでいろいろなメーカーのものが売られていますが、今のところ味噌の出来に大きな差はないように思っています。
だいたい1袋150~160g入って100円程度。
大豆を茹でている時、とってもよい香りがするので、これだけでも味噌を手作りしているというワクワク感があります。
乾燥米麹は、甘酒作りにも使っているあめこうじを使っています。
保存もきくので冷蔵庫に常備しています。
あめこうじ 米麹 800g 国産 秋田県産100% 秋田銘醸 美酒爛漫 乾燥 無塩 甘酒 米糀(米こうじ)
保存袋で作る味噌は、カビが生えないか不安でしたが、毎日味噌を袋の上から揉みこんで動かすことで、カビは生えないということがわかりました。
なぜか私が味噌を揉みこんでいると、必ずやってくるハナ。
そして自分も一生懸命足で踏んづけてくれます。
手作り味噌が出来上がるのは12月に入ってから。
楽しみ♪
*この記事は2020年2月にアップしたものを加筆修正しました。
コメント
こんばんは、私も春作ってみました。乾麹300㌘の残しても使いみち無いなぁと麹1.5倍で贅沢に(笑)毎日のようにモミモミしましたぁ。そして、ちょいちょい味見しましたぁ。乾麹ぬるま湯=掛けると既に冷たくなる感じで、湯を張ったボールに浸した乾麹のボールを浮かべ湯せんのようにしましたが、そんな必要はなかったのかしら。
味噌づくり読んでまた作ろうと思います。
kumakumaさんへ♪
わぁー!
麹1.5倍だと味噌も甘くなるんでしょうか?
麹にぬるま湯を入れて1時間もすればとっくに冷めていますが、人肌程度のお湯は麹菌を目覚めさせるためのものだと思っているので、冷めても大丈夫なんじゃないかなぁ?
という私の持論です。
味噌づくり、楽しいですよね!(^^)!